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Fashion CHINA 独占インタビュー 03

夫婦のパートナーシップと相手への思い遣り

特約編集者 李楚鹃

確かに、優秀なデザインは必ずしも売れるデザインと等しいことではない。
コシノジュンコは知恵と幸運で、自分の個性を認めてくれるメーカーを見つけ、彼らと協力し合い、独自のデザイン事業をやり遂げた。
しかし、コシノジュンコのデザイン才能を活かし、成功に導いた一人の男がいなければ、コシノジュンコの夢もそう簡単に実現するものではない。男を20数年間、自分を支持させることは単なる「幸運」という言葉で語れない。

“主人はかなり才能がある人で、時には私よりずっと考えが大胆でした。私たちの協力はお互いに思い遣り合うプロセスといえるでしょう。”

Fashion CHINA:鈴木さんとはご夫婦だけではなく、仕事のパートナーでもありますが、これまで仕事において意見が分かれたとき、どのように調整して解決していますか?具体的な事例をお聞かせいただけますか?

コシノジュンコ:仕事の上での意見分裂については、事業の展開の場合は多少でも結果と解決を「時間の経過」に任せる。(まあ言えば、一晩たつと主題について相手の考えが読み取れる)主観と客観の逆転現象でしょうか。ファッションショーの構成などで「もめる」時の決済は「フレッシュ感」、どちらの考えが「未来に近いか」、未来にはふたりとも従順です。

Fashion CHINA:鈴木さんはコシノ先生にほれていると聞いております。よく仕事に専念する女性は美しいと言われますが、鈴木さんはコシノ先生の才能にほれていると思いますか?また夫婦にとって協力できる基礎はお互いにほれている事ですかそのほかですか?

コシノジュンコ:才能の昇華へのパートナーという考えもあります。ただそれがファッションという一個人の芸術作品に対する認定ではなく、本人(鈴木)も参画してチームとして一緒に作り上げるパートナーシップ。本人(KOSHINO)のキャラクター(人間性)に好意を持っているのは事実です。(笑)互いの満たされない部分を相手が補完できる、それが良い夫婦かとも。

Fashion CHINA:お二人では、どちらか相手への思いやりがより大きかったのでしょうか。
コシノジュンコ:私たちは仕事で知り合ったので、ものすごく助けてもらったの。主人はかなり才能がある人で、時には私よりずっと考えが大胆でした。私たちの協力はお互いに思い遣り合うプロセスといえるでしょう。

“デザイン会社として勝ち抜きたいなら、パートナー、いわゆる協力してもらって、一緒に事業を作り上げてくれる人を探さなければなりません。これは成功への秘訣の一つである。”

Fashion CHINA:この夫婦のパートナーシップはデザイン会社の特徴と発展には最適だと思いますか?先生のお考えは、中国のデザイナーたちに啓発を与えていただきたいのですが…

コシノジュンコ:「デザイン会社として勝ち抜きたいなら、パートナー、いわゆる協力してもらって、一緒に事業を作り上げてくれる人を探さなければなりません。これは成功への秘訣の一つである。
別に夫でなくてもいいです。
例えばイブ・サン・ローランとパートナーのピル・ベキー。彼らの協力はYSLの輝かしい時代を創りました。肝心なのは二つの条件があります。ひとつ、パートナーが経営に精通して自分の能力を認めてくれる人でなければなりません。
ひとつ、お互いに信用しあう関係にならなければなりません。デザイナーとして、気力と才能は無限なものではありません。私は一応仕事の重点をデザインに置いていて、もう一人がいて、経営、管理などの事務を分担してもらう必要があります。

Fashion CHINA:コシノ先生の成功は、このほかに生まれ育った家庭の影響抜きでは語れないでしょう。洋裁店をご経営のお母様は国際ファッション三姉妹の奇跡を作り上げましたね。(ご姉妹にはHIROKO KOSHINO, MICHIKO KOSHINO がいます)

コシノジュンコ:(笑い)母は今年で92歳ですけど、まだ新しい仕事にチャレンジしています。お肌の手入れは私より上手です。父がなくなったあと、店を経営して私たち三姉妹を育ててくれました。私たちの趣味は母から影響を受けました。最も影響されたのは、「女性は仕事と自立」だということです。私は母の仕事への根強さと楽天的な考え方を引き継ぎました。

by jkf